充電式バッテリーライター SPIRA 
人とは違う物がほしいという方にお勧めしたい、ちょっと変わった充電式ライター。

マイクロUSBで充電?
バッテリーライターSPIRA

ガス・オイル・石のいらない
充電式ライター

「火を使う」ということにおいて、今現在まで様々な道具が発明されてきた。その中でも「もっとも手軽に扱える」のはきっと100円ライターと呼ばれる安価な物だろう。すぐ手に入り使うことが可能だが、結果ゴミになったりガスが残っているのになくしてしまったりとよくある話ではないだろうか?喫煙者なら誰しも経験しているのではないかと思う。
充電式ライター
車によくあるシガーソケットライターと同じ原理。ゴミを出さない・燃料を使わないとエコロジーかつ、使い勝手のいいライターがある。決して安価ではないがビジネスマンなら誰でも使うPCから充電できるライターだ。現在では結構な種類が出ているが、今回はこちらのライター「SPIRA」をピックアップした。ZIPPOのような重厚なスタイル、カラーバリエーションも豊富で革巻きも存在する。特徴はZIPPOのように回して着火するロータリースイッチ、45°位回すと着火する仕組みだ。ケースは金属製のしっかりしたもの、USBケーブルも付属しているがスマートフォンの充電器と規格が同じなので汎用品で充電できそうだ。機器の相性などもあるので電圧など確認した上で、自己責任ではあるが・・・。

バッテリーライター
充電確認とバッテリー容量低下を知らせるインジケーターを下部に設置してある

SPIRA
工具を使用せずに分解ができる簡単な仕組みだ

ヒーターユニットが交換可能

何といってもニクロム線部分の「ヒーターユニット」が交換可能ということが大きなアドバンテージだろう。この部品だけ交換可能な物は、2015年10月現在でSPIRAくらいのもの。コピー品らしき物もネット上には存在するが交換の案内はどれも出ていなかった。他の商品であればニクロム線が切れてしまうと修理対応の物が大半だがSPIRAのヒーターユニットはネットでも安価に(250~270円程)で購入し、自分の手で直ぐに交換できる事が強みとなる。

 風に強い、というか影響を受けない

実際に使ってみると、風の影響はまったく受けない。強風の中でも問題はなかった。電気を熱に変換しているので外気温の影響を受けるのではないか?とも考えたが点火できる温度までの発熱にほぼ影響はないとの事、他は冬場のバッテリー性能が気になる所だが、充電が簡単にできるのでそこまでの気遣いも必要ないだろう。余談だが筆者所有のモバイルバッテリーでの充電も問題はなかった、だが機器の相性問題もある為、確実に充電できるとは保証できない事を了承してほしい。あとは着火回数だが、これは着火時間と一日の使用回数でかなりの誤差が出る。フル充電(初回約8時間、以後約3時間)で約300回の点火が可能と書かれているが仕様表の回数は期待せず、自身の使用頻度で何日バッテリーが持つか確認しておこう。

SPIRAインプレッション

ライターの好みは個人で違うが筆者はある程度ずっしりとくる重さが好みである。故にZIPPOとほぼ同じ大きさのSPIRAは非常に持ちやすく、手になじむ。ロータリースイッチもそこまで力を入れる必要はなく、軽い力で点火できる。風の影響が無いのはこれからの時期、外で吸う機会(というか外でしか吸えない環境)でも大いに役立つことだろう。女性喫煙者に使ってもらった事もあるが、前髪を燃やす事が無いのは安心との事。着火方法が変わっているため「あまり見かけない変わった物がほしい」という人へのギフトとしてもお勧めできる商品である。